屋外への避難誘導の表示 (2ページ目)

屋内で災害にあった場合は、明るく光る誘導標識が必要です。避難したい方向を示し屋外への誘導を行ないます。

屋外への避難誘導の表示のポイント

広い工場内での避難誘導

広い工場内で大きな地震が起こると人が飛ばされる、材料・仕掛品や工具類が床に散乱するなどで日頃、作業をされている方でも方向感覚を失うことが予想されどこへ逃げたら良いか分からなくなります。このような場合でも避難経路が分かる表示があればそれに従っていけば安全で早く確実に避難することができます。

屋内での避難誘導

停電で辺りが暗くなると同時に全ての物が判別できなくなってしまいます。避難を始める第一歩は出口を探すことですが普段、何気なく使っている出口が停電により場所さえも分からなくなってしまいます。避難誘導表示の第一歩はまず、皆様の職場から出口までの表示を行うことが大切です。特に出口については分かりやすく表示することが重要になってきます。

階段での避難誘導

停電で暗くなると階段は危険な場所へ早変わりします。暗くて階段を踏み外しての転倒や多人数による将棋倒しなど、多くの人が一斉に階段へ集中することによる二次災害も十分に予想されます。そのような危険をなくすためにも階段部にはテープや矢印を使用した表示が必要になってきます。

通路での避難誘導

暗い通路も室内と同様に避難する方向と出口が分かる表示が必要です。懐中電灯などの照明器具を持って避難できるとは限りませんので蓄光表示と共に補助的な照明も用意しておくと良いでしょう。

曲がり角での避難誘導

暗い通路の中の曲がり角では思わぬ危険が潜んでいる場合があります。お互いに急いで避難をしていますから反対方向から来る人にぶつかったり後ろから来る人に押されて角にぶつかったりすることが予想されます。角にクッション材を貼ることにより事故を未然に防止することができます。