看板用印刷素材
ひと口に看板の印刷素材と言っても種類は様々です。看板には屋外用や屋内用、バナースタンドのような幕状のものもあれば電飾看板のように明かりを使用する看板もあります。その看板の種類ごとにもっとも適した印刷素材は変わってきます。サインモールでは看板製作に最もよく使われるスタンダードな出力シートを中心に印刷素材をラインナップしております。
こちらのページでは代表的な看板印刷用の出力メディアを素材の特徴や主な用途などと合わせてご紹介。定番の屋外看板製作に欠かせない塩ビシートやターポリンから合成紙、電飾看板向けの電飾フィルムや布系素材まで看板製作に欠かせない印刷素材のご案内です。
塩ビシート(裏面糊付)

特徴
塩ビシートは看板製作に一般的に使われる樹脂フィルム系の出力シートです。耐久性に優れており、屋内用看板はもちろん、屋外使用に適した素材です。
裏面に糊が付いているため、貼り込み式の看板の板面にキレイに貼り込むことができます。
サインモールでは標準でフルカラーインクジェットで出力した塩ビシートに艶なしUVラミネートを施します。ラミネートを掛けることで耐久性が高めるのはもちろん、防水性が高まり印刷面が水や結露などによって劣化するのを防ぐことができます。また、UV加工されたラミネートを使用することで日焼けや色褪せにも効果的です。
■代表的な使用例
ターポリン(防炎加工付)

特徴
ターポリンはポリエステルの織物に塩化ビニール(樹脂フィルム)を貼り合わせた素材です。いわゆるビニール系の素材で、看板製作はもとより、横断幕や懸垂幕、店頭幕、仮設テントや養生シートなどにも使われる非常に丈夫な素材です。
耐久性や防水性にも優れ屋内外で長い期間設置する看板の表示面の素材に適しています。
インクにはラテックスインクを採用することで溶剤系のような刺激臭が発生しません。匂いを抑えることで店舗内、特に飲食店などの店内に設置する看板や装飾にも安心してご利用いただけます。発色もよく耐久性にも優れハトメ加工などにも対応した看板にうってつけの素材です。
安心・安全の防炎加工済
サインモールではターポリン出力には標準で防炎加工を施しております。また、防炎加工済シールも標準でお付けしております。防炎加工が必須の商業施設内や展示会場なでも安心してご利用いただけます
■代表的な使用例
- バナースタンド(ハトメ式)
- 横断幕・懸垂幕・店頭幕(お作りします)
電飾フィルム (バックライトフィルム)

特徴
電飾フィルムは別名バックライトフィルムとも呼ばれ、その名の通り、印刷シートの後ろから光を当てた時に光を透過させて明るく鮮やかに発色する電飾看板専用の乳半(乳白色)のフィルムシートです。
裏面が糊付きのタイプと糊なしのタイプがあり看板の種類によってどちらでも対応可能です。
光が当たっていない状態でもしっかり見えて、看板を点灯すると明るく見える昼夜対応の看板シートです。
屋外で使用する場合にはラミネート加工が必要になります。サインモールでは屋外で使用する糊付きの電飾フィルムには標準でUVラミネートをさせていただいております。糊なしのポスターサイズの電飾フィルムではラミネートの有無をお選びいただけます。
■代表的な使用例
+
一般ラミネート
+
UVラミネート
マット合成紙

特徴
マット合成紙とは樹脂(プラスチック)を原料としたマット調のフィルム系の素材です。見た目と質感は紙のようですが、破れにくく耐久性にも優れており、印刷の再現性も高いのが特徴です。
塩ビシートやターポリンと比べ薄く軽量なため、バナースタンドにも最適です。(ただしハトメ加工はできません)
また、紙自体に耐水性があり短期間であれば屋外でも使用できます。ラミネートを掛けることで防水性が高まり長期間屋外でも問題なくご利用いただけます。
マット調なのでテカリ・反射を抑えて落ち着きのある上品な仕上がりになります。
光沢感をご希望の場合は光沢ラミネートを掛けることでツルツルとした高級感のある仕上がりになります。
■代表的な使用例
+
一般ラミネート
+
UVラミネート
トロマット

特徴
トロマットとは、厚手のポリエステル製の布素材です。サインモール扱うトロマットは0.32mmと厚手でポンジの3倍近くの厚さがあります。
裏が透けるポンジやトロピカルと比べ裏抜けがしずらく(完全に透けない訳ではありません)タペストリーや横断幕、日除けのれんなどにも使用される軽量かつ丈夫な素材です。
フィルム系のシートに比べると布系素材は発色では劣りますが、テカリがなく布目が見える生地の質感は独特の品のある仕上がりになります。
■代表的な使用例
トロピカル

特徴
トロピカルとは、ちょうどのぼり旗に使用されるポンジとトロマットの中間の厚さ(0.23mm)のポリエステル製の布系素材です。
トロマットに比べ安価なのが特徴で、展示会やイベント会場など短期間の用途などに適したコストパフォーマンに優れた素材です。
多少裏抜け(裏面が透ける)があるため気になる方がいらっしゃるかもしれませんが、遠くから見えるとそれほど気になりません。
最近では安価なバナースタンドなども多くラインナップされておりますので出力メディアの作製も価格を抑えたいという場合にオススメの素材です。
■代表的な使用例
ポンジ

特徴
のぼり旗に使用されるポリエステル製の素材です。
厚さも0.1mm台と薄く、もっともインクが裏面にも抜けるのが特徴です。オリジナルのぼり旗を作成される場合にはこちらのポンジを使用いたします。
ポンジは一部タペストリーやフラッグなどにも使用されますが一般的にはのぼり旗に使用される素材です。バナースタンドにもご利用いただけますが、裏が透けるためバナースタンドなどに使用する場合にはトロピカル・トロマットがオススメです。ご希望がございましたらバナースタンドにもポンジをご利用いただけます。
■代表的な使用例
ラミネート加工

※イラストはイメージです。ラミネートフィルムは透明です。
マットラミネートとは?
マットラミネートは光沢を抑えたマット調のラミネートフィルムです。
光沢がなく光の反射が少ないのでテカリを抑えた上品な仕上がりになります。

※イラストはイメージです。ラミネートフィルムは透明です。
光沢ラミネートとは?
光沢ラミネートは、つやがありピッカピカの仕上がりになります。
よく目立ち、光沢のある高級感のある仕上がりになります。
片面ラミと両面ラミの違い
両面ラミは用紙を上下からラミネートを行い用紙サイズの周りにパウチのミミができます。一方、片面ラミネートは用紙を同じ寸法にラミネートを施しますのでミミが出ません。


サインモールでは片面ラミネートをさせていただいております。
一般ラミネート (片面)
特徴
屋内長期、屋外(短・中期)用ラミネート
ラミネートは出力紙の印刷面に塩ビの薄い透明フィルム(0.08mm)を貼ることにより、印刷面を傷や汚れ、雨や結露などから保護します。
パウチとは異なり片面(印刷面)のみ加工するので周りにフィルムがはみ出ることがありません。なので看板やポスターフレームにセットするのに適しています。
耐光性(UV効果)はありませんが、ラミネートを施すことでインクが乗っている印刷面が露出されなので万が一汚れてしまっても汚れを拭き取ることができるのでメンテナンスが楽になります。
ラミネートフィルムは光沢ラミネート(艶ありでピッカピカ)とマットラミネート(艶なしで落ち着いた感じ)をお選びいただけます。
ラミネート加工をお選びのお客様には、マット調と光沢調のいずれかをお選びいただきます。
UVラミネート (片面)
特徴
屋内長期、屋外(短・中期)用ラミネート
屋外用ラミネート(UV加工済)
UVラミネートは上記のラミネート同様、印刷面の上に薄いフィルム薄い透明フィルム(0.08mm)を貼ることにより、印刷面を傷や汚れ、雨や結露などから保護します。
さらにUVカット効果により日焼けや色褪せの原因になる太陽光の紫外線からポスターを守ります。一般ラミネートに比べ耐光性がアップして屋外での耐久性が高まります。
中・長期間屋外で使用する看板にはUVラミネートがオススメです。
パウチとは異なり片面(印刷面)のみ加工するので周りにフィルムがはみ出ることがありません。なので看板やポスターフレームにセットするのに適しています。
ラミネートフィルムは光沢ラミネート(艶ありでピッカピカ)とマットラミネート(艶なしで落ち着いた感じ)をお選びいただけます。
ラミネート加工をお選びのお客様には、マット調と光沢調のいずれかをお選びいただきます。