展示会に役立つ! 100円ショップ活用術 ~名刺受(貴名受)編~

展示会に役立つ! 100円ショップ活用術 ~名刺受(貴名受)編~

名刺受(貴名受)ってご存知ですか? ビッグサイトで行われるような展示会には不可欠な製品なんです。展示会に行ったことのあるビジネスマンなら、一度は触れたことがあるはずです。展示会の来場者が訪問したブースで名刺を入れるちっちゃい箱、名刺用のポストみたいなものです。本当にちっちゃい箱なんですが、いざ買おうとすると意外に高い。結構なお値段するんです。

とはいえ、お客様から頂く名刺は会社の宝も同然、名刺受は出展者と来場者をつなぐ大切な器ですから、高いも安いも云ってられません。もちろん「そんなお宝を頂いてすぐにちっちゃい箱に入れて良いものか」「頂いた名刺はひとまずは自分の心臓近くのポケットに大切に仕舞うべきだ」等々、異論もありましょう。しかしまあ、スムースな展示会運営を考えれば、ある意味、それが形として定着しているわけで、中には「貴名受はないのか!」とお客様からお叱りをうけることがあるかも(ないかも)。

たまたま無人のときにいらしたお客様が名刺を入れてくださることだってあるやもしれませんし、ここは用意しておくに越したことはありません。

意外に忘れがちな名刺受(貴名受)

さて、出展者にとって展示会は会社の一大行事、新製品のお披露目や新規のお客様をお迎えするビッグイベントです。事前の準備は当然なさっているでしょう。

展示会に欠かせないものは数あれど、たいていのお披露目の品々は事前のチェックで準備万端なはずです。自社製品やサービスはもちろん、説明用の看板、バナーやポスター、パネル、会社案内や配布資料、それらを掲示するカタログスタンド等々。いずれも大切な展示会のために時間をかけて用意したものですから、まず忘れることはありません。たとえ積み忘れても会場に搬入した時点で気づきます。だが、しかし! こういう時に忘れがちなのが小物類、中でも名刺受(貴名受)です。

この名刺受、備品として購入している会社はあまり多くないようです。展示会の運営元がレンタルしているので、毎回これを利用している会社も多いかもしれません。忘れる理由としては、会社の展示会担当者が代わってしまった等「いつも通りのルーチンワーク」がうまくいかなった時でしょうか。


さてさて、展示会初日の朝10時、開場とともに最初のお客様が訪れます。一通りの製品説明が終われば「後日また」と挨拶を交わしてお客様が背広の内ポケットから名刺をお出しになります。そこで初めて気付くのです。

「あっ! 名刺受がないっ!」

内心の動揺をよそに、お客様から頂いた名刺を自分の名刺入れにさっと仕舞ってその場をしのぎます。しかし、ほっとしてはいられません。展示会は始まったばかり、まだまだピンチは続くのです! 名刺受を販売している実店舗を探すのはたいへん。通販で買うにしても届くまでにはタイムラグがある。絶対絶命です! 上司をどう誤魔化すか、去年の展示会担当者はいない、部下に問い質したらパワハラ、そろそろ他の誰かも気づいてザワザワしている。もう針の筵です!


「忘れたら仕方ない、作りましょう」

前置きが長くなりました。こんな事態に陥ったら、ひとまずその場を誰かに任せて、100円ショップに走りましょう。

東京ビッグサイト近くの100円ショップならココ

幕張メッセ近くの100円ショップならココ

100円ショップに着いたら、まっすぐ文具売り場に直行してください。「箱」だからといって、間違っても食品タッパーを選んではいけません。後世まで針の筵です!

買うのはこちらの製品(今回、購入したのは100円ショップセリア)

それと、もうひとつ、OPPテープです(セロハンテープでも代用できます。セロハンテープの方が使いやすいかも)

白インクの細い油性ペンもあれば吉(修正ペンでも代用できます)

締めて300円(税込324円!)。本体だけで良いなら、正に100円(税込108円!)。

商品名でしょうか、外装に「リップル03」と書いてあります(ちなみに日本製、ポリケースなら云わずと知れた山田化学さんの製品です!)。色違いで、ブラウンとホワイトの2種類の製品がありますが、ここは迷わずブラウンを選びましょう(理由はありませんが、ブラウンがカッコイイのです!)。

幅12cm奥行8cm高さ11cmで、きちんと名刺が入るサイズです。

仕切り板2枚付! これがポイントです!(後述します)


買った商品と領収証を握りしめ、急いで展示会場に戻ったら、いよいよ工作開始です。工作といっても心配無用、器用な人なら作業は30秒で終わります!

まずは外装を剥がして、、、仕切り板2枚を取り外します。

仕切り板の1枚を端に合わせてケースの上部に仮置きします。板幅はケースに対し内寸ですが、波加工のおかげで、ケース内に落下しません。

OPPテープを40cm程の長さに切って、2つ用意します。なるべく粘着面に指紋が付かないよう注意しながら、仕切り板とケースをテープで固定します。

これだけです!

なんということでしょう!「リップル03」が名刺受になっているではありませんか! すごいぞ「リップル03」!

透明波加工のポリケースとOPPテープの組み合わせ。これが奏功して適当な工作にもかかわらず、意外に貼り跡が目立ちません。

(どうせ見えないので、底面の処理は適当に)

次いで、もう一工夫。残り1枚の仕切り板をケースの先端に差し込みます(名刺の入口側です)。

ブラウンの仕切り板のおかげでケース内部が見えづらくなりました。

多くの人が訪れる展示会ですから、お客様のプライバシー保護にも役立ちます。

仕切り板のエッジが丸く面取りしてありますので、名刺がするりと入りやすくもなります。

そして、なんと! この板1枚のおかげで、ケースを逆さまにしても中の名刺が落ちないのです!

仕切り板を外せば、この通り簡単に名刺が取り出せます。ちょっとした引っかかりなんですね。

最後に、OPPテープをくるりと丸めて両面テープ状にし、受付用のカウンターテーブルに「リップル03」を固定してください。これで動きません。

白の細油性ペンで「貴名受」と書けば完璧です。書くのはOPPテープの上からで良いでしょう。失敗してもテープを剥がしてやり直せます。

縦でも良し!(おしゃれ感は薄れますが、縦置の場合は、白色仕切り板付きの方が内部が見えにくいようです)

いかかですか、即製の名刺受。デザイン良し、機能良し。100円ショップ、おそるべしです。もう少し時間に余裕があれば、テープを使わずに仕切り板をスライド式にする等、工夫できるかもしれませんね。カラフルなビニールテープを使ったり、マスキングテープで飾り付けてもかわいいです。

展示会の終了後に名刺を取り出す際は、貼ったテープをきれいにはがしましょう。これで、本来のペン立て? に戻ります。

名刺の縦サイズなので、名刺整理ボックスとしても利用できますよ。

以上、「展示会に役立つ! 100円ショップ活用術 ~名刺受(貴名受)編~」でした。


即製手作りも良いけれど、展示会でお客様をお迎えするならやっぱり正統派の製品で、という方にはこちらの名刺受(貴名受)をおすすめします。

専門品ならではの使い勝手の良さが展示会にぴったり。展示会のスケジュールが決まったら、購入しておくと安心です。