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PDFテンプレート付! 店舗やテナントで役立つ多言語看板

PDFテンプレート付! 店舗やテナントで役立つ多言語看板

このところ新聞やニュースで目にする「爆買い」、多くは中国からの観光客の意欲的な購買を指すようですが、たしかに近頃は街中を歩くと海外からのお客様が増えているのを実感します。

京都などの観光地に限らずこれまで観光とは無縁だったような意外なところにも観光客が訪れているようです。

名所や繁華街に集中してはいるものの、いまはまだ海外にあまり知られていない地方の名産品なども、口コミなどで広がればこれからはもっと認知されるようになるのかもしれません。

今日は、こうした海外からのお客様をご案内する看板や表示について少し考えてみます。


国別訪日客とその行動を見る

昨年、日本を訪れた中国からの訪日客は240万人、前年比83.3%増だそうです。

今年に入っても春節の一週間だけで10万人が来日したと云います。

銀座など多くのデパートで買い物をする中国からの観光客の姿がニュースとして流れたのも記憶に新しいと思います。

訪日客はもちろん中国の人々だけではありません。

日本政府観光局訪日外客数動向によれば、昨年の訪日外客数は1300万人を超え過去最高を記録しました。

ちなみに2000年から2012年までは毎年およそ500万人から800万人で推移していましたから、やはり急激な増加と云えそうです。

訪日客数の推移

国別では、2014年は訪日客の多い順に、台湾、韓国、中国、香港、アメリカと続きます。

訪日客に対するには、英語に加え、中国語、韓国語が重要だということも肯けます。

また、観光庁訪日外国人消費動向調査によると、訪日客の行動でショッピングは飲食に次いで二位につけ高い人気であることが裏付けられています(以下、繁華街、景勝地、旅館、温泉、ビジネスと続きます)。

観光客の増加とあわせて、物販をなさる事業者さんには見過ごせない統計です。

五年後にせまったオリンピックもありますし、海外からのお客様やそれにともなう様々なビジネスチャンスについてもいよいよ真剣に考えても良いかもしれません。


買い物をする観光客に対する施策は?

政府は2020年までに全国の免税店を10,000店に増やす方針だそうです。

方針の発表時点からすればおよそ倍増です。

観光客が大都市に集中する理由として免税店の多さがあげられており、広範囲に買い物ができるエリアを全国的につくることも目論見のひとつであるようです。

それにともない様々な施策も整いはじめています。

今年の4月1日からは新たに免税手続カウンター制度(手続委託型輸出物品販売場)が開始されました。

これまで個々に行われていた外国人旅行者向けの免税販売手続を第三者に委託できる制度です。

ショッピングセンターで買い物をしているとよく免税に関するアナウンスを聞きますし、商店街でも活用している団体が増えてきました。

事務処理などを委託できれば時間も手間も大幅に簡略化できますので、店舗やテナントさんであれば、お手元にそうした資料やお知らせなどが来ていないかいま一度確かめてみてはいかがでしょう。

なお、免税店となるには各納税地の税務署で許可申請が必要です。

一定の条件がありますので、詳しくは観光庁のホームページをご覧いただくか、または所轄の運輸局などにお問い合わせください。

国土交通省観光庁消費税免税店サイト

http://www.mlit.go.jp/kankocho/tax-free/index.html


海外からのお客様へ向けた多言語表示

すでに免税店として営業さている店舗ではしっかりと免税店であることが掲示されているので、いまさらではあるのですが、せっかくなのでこちらで免税店用の多言語表示を作ってみました。

いま現在営業なさっている店舗の方も場合によってはわかりづらい表示になっておられるお店があるかもしれません。

英語だけでなく中国語や韓国語もまじえてありますでしょうか。

この機会に看板や掲示物を見直して、もし足りないようならレジカウンターや窓ガラスなどに貼ってアピールしてみてはいかがでしょう。

免税店向け4カ国語看板テンプレート

今回作成させていただきましたのは、日本語、英語、中国語、韓国語の四カ国語表記でA3サイズとA4サイズの2種類です。

掲示物として使えそうでしたら下記よりPDFファイルをダウンロードした後プリントしてご使用ください。

免税店看板デザイン

ダウンロードはこちらから


免税店ではない店舗向け4カ国語看板テンプレート

免税店があるのなら、やはり「当店は免税店ではありません」という表示も不意のトラブルをさける意味でも必要かと思います。

こちらも作成いたしました。

同じくA3サイズとA4サイズの2種類ですので、スペースにあわせてご使用ください。

当店は免税店ではありません

ダウンロードはこちらから

前述の観光庁のホームページにも観光客向けの資料などがありますので、免税店でなくとも海外からのお客様が増えているなら一度ご覧になるのも良いかと思います。


同じ免税でも「DUTY FREE」と「TAX FREE」とでは違う?

免税店の看板と云えば、海外旅行の際に空港で目にする「DUTY FREE」の看板です。

普段は買えないものが安く買えて旅の楽しみのひとつでもありますね。

でも、よく考えると「DUTY FREE」と「TAX FREE」、同じく免税と訳すのにいったいどこに違いがあるのでしょう。

大まかにいえば「DUTY FREE」は輸入品に課せられる関税を免除することに使われ、対して「TAX FREE」は消費税(付加価値税)を免除することですので、実は大きく異なります。

海外旅行で目にする「DUTY FREE SHOP」は、国内では国際空港内と沖縄にあります。

「TAX FREE SHOP」はご存知のように秋葉原など繁華街で多く見かけます。

前述の免税手続カウンター制度は「TAX FREE」、消費税の免税店に関る制度です。

外国人観光客が買い物をする際、一店舗で一日あたりの購入金額が5000円以上、50万円未満で適用されます。

ちなみに、2014年の10月からは免税対象が原則すべての物品となりました。

これまで対象外だった消耗品(食品や化粧品など)も海外へ持ち出す物品については免税品として販売できるようになりました(サービスなど無形物(持ち出せないもの)は引き続き対象外です)。

海外からのお客様にしてみれば、旅先での滞在中に少しでも安く買えるのは嬉しいことですし、そうした観光客が増えれば、にぎわいにともなって売上を伸ばすのに良い機会かもしれません。

・DUTY FREE・・・関税を免除、店舗は国際空港内と沖縄

・TAX FREE・・・消費税を免除、申請し許可を受けた店舗


軽視できないトイレ表示看板

ところで、外国人観光客が増えて困るのが実のところトイレの問題です。

うちは免税店じゃないからといって外国のお客様に限ってトイレの使用をお断りするのは考えものです。

免税店でなくとも海外からの旅行客は飲食やお買いものをしてくださるのですから、トイレでお困りのお客様へのサービスは大切です。

なにより人間トイレで困るのはつらいです。

相手の方も見知らぬ土地であればこそ親切さは有難いでしょう。

とはいえ、それぞれのお国柄でトイレ事情が異なるのも事実です。

実際、近頃のツアー客が多い観光地や高速道路のサービスエリアなどで団体さんが入った後のトイレの光景に思わず立ちすくむことがあったりします。

トイレの使い方はデリケートなことではあるのですが、施設の公衆トイレはもちろん、店舗であれば常連さんにも迷惑が及ばないよう、海外からのお客様へ上手に伝えなければいけません。

しかし、探してみると意外にこうしたステッカーや看板・標識は少ないようです。

トイレ什器の使用方法などは市販されているものがあったり、それぞれのメーカーなどが提供しているようですが、故国お国の習慣を加味したうえでの所作や行為を示す標識というのはあまり販売されていないようです。

それならばと、実際に店舗などのトイレに掲示できる多言語表示も作ってみました。

こちらも日本語、英語、中国語、韓国語の四カ国語表記です。

サイズはA4サイズとA5サイズ、それぞれ縦型横型の二種類です。

店舗やテナントなどでお困りの方やこれからの来客に備えようと思われる方、掲示物として使えそうでしたら下記よりPDFファイルをダウンロードした後プリントしてご使用ください(A5サイズはA4判に2面付してあります。

A4サイズの用紙に2枚分印刷されますので、印刷後に切り分けてください)。

タテ型トイレ用4ヶ国語看板のテンプレート

免税店看板デザイン

ヨコ型トイレ用4ヶ国語看板のテンプレート

免税店看板デザイン

ダウンロードはこちらから

表記内容は「使用した分のトイレットペーパーは便器の中に入れてください」「備え付けのペーパー以外は流さないでください」「使用後は水を流してください」の文言を、それぞれ日本語、英語、中国語、韓国語の四カ国語で記載いたしました。

「靴のまま洋式便座に上らないでください」とか「トイレットペーパーは持ち帰らないでください」なども併記しようかと思いましたが、前者は公のトイレ内には割とメジャーに表示してあり理解も高まっているようですし、後者は明記するのが微妙な事柄でしたので、なるべく広くお使いいただけるよう、肝心かつ一番の困りごとともいえる「トイレットペーパーを流す」ことを中心にまとめてみました。

翻訳の間違いやニュアンスの差異などが判明した場合は随時修正させていただきます。


以上、本日は海外からの観光客に対応できそうな、より現実的でちょっと細やかな看板標識をご案内いたしました。

これからますます増える外国のお客様にもわかりやすく、できれば売上も伸ばせるようご活用いただければと思います。

このページ内のPDFファイルはお客様が便利に使えることを目的に作成したものです。

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サインモールでは、今回ご案内いたしました掲示物のような特注標識や看板製作のご依頼も承っております。

既成品にないものや困りごとなどございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせご相談ください。

以下の記事も多言語看板について取り上げております。

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