路面標識用プライマーの使い方

道路路面標識用プライマーの使い方

路面標識・路面テープを施工する際に必要なプライマー。
プライマーという名称は、英語のPrimary(初期の、最初の、などの意味)に由来されているそうです。
路面標識や路面テープを剥がれることなくキレイに貼るためのプライマー、その施工方法をご案内いたします。

プライマーとは?

プライマーは、下地を作るための材料です。粘度の高いゴム状の液体で、粘着性はありません。下地を作る事で粗面でも貼付できる様にプライマーをよく乾燥させ、その面を平滑面に近づけます。塗布後はがす事は大変困難です。

プライマーの使い方

アスファルトとやコンクリート面に設置する場合にプライマーをご使用ください。

天候の良い日を選び、路面標識を施工してください。

プライマーご使用の際は、塗布したプライマーが完全に乾燥していることをご確認の上、路面標識をご使用ください。

乾燥時間目安

※乾燥中は、水分厳禁です。

夏期 半日 冬期 1昼夜

1.位置決め

貼り付け位置を決め、作図します。
レイアウト図が入っている場合は、図にしたがって展開してください。

レイアウト図が入っている場合は、図にしたがって展開してください

2.清掃

路面標識、路面テープを施工する路面のゴミ・ホコリ・油分、水分等を取り除く。ほうきなどで貼り付け面をキレイに清掃をします。

凹部分は念入りに掃除します。

3.プライマー塗装

スプレータイプの場合は、容器を十分に振り、塗る面と噴出口との間を、20~30cmの間隔をとって吹き付け、一度に厚塗りをしないで、薄めに2~3回塗り重ねます。

液体タイプの場合は、ヘラ等を使用して施工面の凹凸がなくなるように塗布していきます。
塗り過ぎないように注意し、全体に均一に伸ばします。

一度に厚塗りをしないで、薄めに2~3回塗り重ねます

4.プライマーの乾燥

塗布し終わったら、水分・ゴミ等が付着しないように十分注意し、プライマーの貼り付け面に指で触れても付着しなくなるまで充分乾燥させます。

塗りすぎ・乾燥が足りないと剥がれの原因になります。

5.貼付け

シート裏紙を少し剥がし、貼り付けます。あとは裏紙を徐々に剥がしながら施工面に貼り付けていきます。

裏紙を徐々に剥がしながら施工面に貼り付けていきます

6.圧着

シート中央から外側に向かって、ゴムハンマーなどで空気を抜くように圧着します。特にエッジ部分は充分に圧着します。

ゴムハンマーなどで空気を抜くように圧着します。

7.施工完了

圧着後、路面凹凸部までシートが接着していたら、施工完了になります。

路面とシートの間に隙間があると、雨水が侵入してくる恐れがあります。


写真で見る、路面標識施工例

1.下地を清掃し、プライマーを塗布

下地を清掃し、施工位置を確認後、プライマーを塗布します。

下地を清掃し、プライマーを塗布

ガムテープ等でマスキングをします
施工する路面のゴミ・ホコリ・油分・水分等を取り除き、チョーク等で標識の型を取り、ガムテープ等でマスキングをします。
薄めに2~3回塗り重ねます
スプレータイプの場合は、容器を十分に振り、塗る面と噴出口との間は、20~30cmの間隔をとって吹き付け、一度に厚塗りをしないで、薄めに2~3回塗り重ねます。
全体に均一に伸ばします。
液体タイプの場合は、ヘラ等を使用して施工面の凹凸がなくなるように塗布していきます。
塗り過ぎないように注意し、全体に均一に伸ばします。

2.路面標識の貼付け

プライマーの硬化を確認後、剥離紙を剥がし、下地に貼り付けます。

路面標識の貼付け<

完全に乾燥するまで放置します
プライマーを塗布し終わったら、水分・ゴミ等が付かないように十分注意し、完全に乾燥するまで放置します。

3.路面標識を下地に圧着

ゴムハンマー等で下地に馴染むように圧着を行ない、完成です。

路面標識を下地に圧着

ゴムハンマー等で十分に圧着します。
表面が完全に乾燥したら、マスキングを取り、標識の位置を合わせ、ずれないように上から抑えながら裏紙(剥離紙)を剥がし、ゴムハンマー等で十分に圧着します。

プライマー製品のご紹介

サインモールでは用途や使用量に応じて様々な路面標識・路面テープ用プライマーをご用意しております。

その他、プライマーの一覧は下記ページにてご覧いただけます。

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