看板ブログメインイラスト

サインモール 看板ブログ

看板作りやデザイン製作に役立つ豆知識やノウハウのご紹介。

看板やのぼり旗、安全標識の種類の紹介や、豆知識など専門店ならではの情報をお届けしていきます。

Xバナースタンドとは?1台で何役もこなす表示替えのコツ

店頭で来店客を迎えるXバナースタンドと、そばに立つ店員のイメージ

店頭やイベント会場で、通りがかりの人の視線をパッと集める大きな表示。その頼れる味方が「Xバナースタンド」です。ポスターよりずっと大きく、のぼりよりもきちんと見せられる、お店の“動く看板”のような存在です。

「Xバナーって、普通ののぼりと何が違うの?」——初めて耳にされる方の多くが、最初にそう感じます。名前も見た目も少し不思議で、迷ってしまうのは自然なことですよね。

この記事では、Xバナースタンドの仕組みから、シートを替えて1台で何役もこなす販促術、屋外・屋内での素材の選び方、風対策やデータの作り方まで、看板専門店の目線でやさしくご案内します。初めての方でも安心して選べるよう、いっしょに見ていきましょう。


Xバナースタンドとは?のぼりとの違いをやさしく解説

まずは「そもそも何なのか」から、いっしょに整理していきましょう。

「Xバナーって、普通ののぼりと何が違うの?」——そう思いますよね。ひとことで言うと、Xバナースタンドとは、X字にクロスしたフレームでバナー(大きな印刷シート)の四隅を引っ張り、面をピンと平らに立てて見せる器具のことです。「X(エックス)」という名前は、後ろから見たときのフレームの形がアルファベットのXに見えることに由来しています。

のぼりとの一番の違いは、「面の見え方」にあります。のぼりは1辺(棒側)だけで支えるため、風になびいて文字が読みにくくなることがあります。一方Xバナーは、四隅を4点から引っ張るので、面全体にテンションがかかり、ポスターのようにシワなく平らに見えるのです。

なぜ平らに見えるのかというと、これはXフレームの構造そのものが理由です。前面のバナーの四隅にあるハトメ(金具で補強された穴)を、フレームのフックが上下左右へ引っ張る。まるでキャンバスを枠に張るように、面がピンと張るわけですね。だから遠くからでも文字やロゴがくっきり読め、お店の第一印象をしっかり伝えられます。

ただ、弱点もあります。フレームがX字に開くぶん、背面に奥行き(目安として約740mm前後、製品により前後します)を取ります。狭い通路にはやや不向きですが、この“脚の開き”があるからこそ安定して自立できる、と考えると納得しやすいかもしれません。

Xバナー=Xフレームで四隅ハトメを4点から引っ張り、面を平らに立てる器具
キャンバスを枠に張るように、面全体にテンションがかかる
のぼりより文字が読みやすく、ポスターより大きく見せられる
遠くからでも文字やロゴがくっきり読める
背面に奥行き(目安 約740mm前後)を取る点だけ設置場所に注意
この脚の開きがあるからこそ、安定して自立できる

シートだけ簡単に交換できる?ハトメ式のしくみ

バナー四隅のハトメ穴にXフレームのフックを掛けて面をピンと張る様子

次に、多くの方が気になる「交換のしやすさ」を見ていきましょう。

「シート(バナー)だけ簡単に取り替えられるって本当?一人でもできる?」——はい、大丈夫です。しかも特別な道具はいりません。ここがXバナースタンドの大きな魅力のひとつです。

しくみはとてもシンプルです。バナーの四隅にはハトメ穴があり、本体フレームの先端にはフックが付いています。このハトメ穴に、上・下・左・右のフックを順に引っ掛けるだけ。ネジ止めも工具も不要で、慣れれば1人でも数分で取り付けられます。

なぜこんなに手軽なのかというと、Xバナーが「本体(フレーム)」と「バナー(シート)」の2つに分かれた構造だからです。本体はそのまま使い回し、表示内容を変えたいときはバナーだけを取り替える。この分離構造が、後ほどご紹介する「1台で何役も」の運用につながっていきます。

重さの心配もほとんどいりません。本体は約1kg程度と軽く、大型のGRANDEタイプ(W800×H1800mm以上)でも製品重量は約1.8kg。標準サイズならさらに軽く、女性スタッフでも片手で持ち運べるほどです。だから、朝は店頭、昼は別の場所、というように移動させながら使うこともできます。

取り付けの流れ

フレームをX字に開いて自立させる
脚が開くことで安定して立つ
バナー上部2つのハトメを、上側フックに掛ける
上の2点を先に引っ掛けて位置を決める
下部2つのハトメを、下側フックに引っ掛けて面を張る
4点で引っ張られ、面がピンと平らになる
たわみがないか確認して完成
シワ・ゆるみがなければOK

1台で何役も!朝・昼・夜で表示を替える販促術

同じ1台のXバナーを朝・昼・夜でモーニング・ランチ・ディナー表示に替える運用イメージ

ここからが、この記事で一番お伝えしたいところです。

「朝・昼・夜でメニュー表示を変えたい!ポイントアップDAYや雨の日だけ、違う表示を出したい!」——お店には、お客様に伝えたい情報が本当にたくさんありますよね。その気持ち、よく分かります。

結論からお伝えすると、Xバナースタンドなら、それがかないます。理由は前の章で説明させていただいたとおり、ハトメ式でバナーだけを手軽に交換できるから。本体は1台のまま、シーンに合わせたバナーを何枚か用意しておけば、時間帯や日によって“表示替え”ができるのです。

たとえば、こんな使い方が考えられます。

  • 朝はモーニングセットのバナー、昼はランチメニュー、夜はディナー・宴会コースのバナー、と1日3回付け替える
  • 「毎週◯曜はポイント2倍DAY」の告知バナーを、その日だけ掛け替える
  • 雨の日限定の「ドリンク1杯サービス」など、天気に合わせた特典バナーを出す
  • 季節のフェア・新商品・イベント告知を、期間中だけ差し替える

ここで効いてくるのが、本体とバナーが分かれている構造です。本体は1台あれば十分で、増やすのはバナー(シート)だけ。だから複数のメッセージを、置き場所も費用も抑えながら発信できます。ポスターを何枚も貼り替える手間や、専用の掲示スペースを増やす必要もありません。

「毎日付け替えるのは大変そう…」と感じるかもしれませんが、前章のとおり取り付けは数分で完了します。開店準備のついでにサッと替えられる手軽さなので、無理なく続けられます。1台の看板が、その日その時間にいちばん伝えたいことを語ってくれる。これはお店にとって、とても心強い味方になりますね。


屋外に置いても風で倒れない?風対策とウェイトの話

屋外に立てたXバナーの足元の注水式ウェイトタンクに水を入れて安定させる様子

屋外で使いたい方が、必ずと言っていいほど気にされる点です。

「屋外に置いても、風で倒れたり飛んだりしない?」——大切な看板ですから、心配になりますよね。ここでは、しっかりした対策をご紹介します。

まず結論として、屋外で使う場合は「重し(ウェイト)」を足すのが基本です。屋外用のXバナースタンドには、注水式のウェイトタンクが付いた仕様があります。タンク容量は15〜18Lほどで、中に水や砂を入れて重くすることで、数十kg単位まで安定させられます。空の状態なら軽くて運びやすく、設置場所で水を入れれば重くなる、という理にかなった仕組みです。

さらに安心を高めたいときは、ロープやチェーンで、近くの固定物(柱・フェンスなど)とつないでおく方法も有効です。万一あおられても、飛ばされてしまうのを防げます。

ただし、どんなに対策をしても、強風時や台風のときは「撤去する」のが原則です。Xバナーは面が大きく、風を受けやすい構造です。無理に立て続けると、看板の破損だけでなく、周囲の人やモノにぶつかる危険もあります。天気が荒れる日は、いったんお店の中へしまう。これがいちばん確実で安全な風対策です。

やってはいけない(NG)

  • 空のウェイトのまま屋外に置きっぱなしにする

    重しが効かず、風であおられて倒れやすい

  • 強風・台風の予報でも、そのまま立て続ける

    破損や、周囲の人・モノへの危険につながる

  • 大きな面が風を受けやすいことを忘れて放置する

    Xバナーは面が大きく、風の影響を受けやすい

正しい風対策(OK)

設置時に水や砂でウェイトをしっかり効かせる
空のままにせず、必ず水などを入れて重くする
必要に応じてロープ・チェーンで固定物と連結する
柱やフェンスとつなぎ、飛ばされるのを防ぐ
荒天時は迷わず撤去し、店内に収納する
強風・台風の日は無理をせず、いったんしまう

屋外と屋内どっちを選ぶ?ターポリンとトロピカルの違い

素材選びは、後悔しないためにいちばん押さえておきたいポイントです。

「屋外と屋内、素材はどっちを選べばいいの? ターポリンとトロピカルって何が違うの?どっちが安い?」——名前だけ聞くと難しそうですが、素材の違いさえ分かればスッと選べます。いっしょに見ていきましょう。

結論を先にお伝えすると、屋外の常設ならターポリン、屋内や短期イベントで軽さ・コストを重視するならトロピカル、が基本の選び方です。

なぜかというと、素材そのものの成り立ちが違うからです。ターポリンは塩ビ(PVC)系のビニール素材で、厚手で光沢があり、防水・耐候性が高いのが特長です。防炎加工の品もあり、屋外で雨風にさらされる常設用途に向いています。いわば“丈夫な雨合羽”のような素材ですね。

一方トロピカルは、テトロン(ポリエステル)系の布素材です。テトロンポンジの約2倍の太さの糸を使いつつ、トロマットの約半分ほどの薄さで、軽くてツヤがなく、コストパフォーマンスに優れます。屋内のポスター的な使い方や、短期のイベント表示にぴったりです。

ここで注意をひとつ。トロピカルなどの布系は、光を通すと裏側に絵柄が透ける「裏抜け」が起こることがあります。屋外の強い光の下や、両面で見せたい場所では、この点に配慮が必要です(詳しくは次の章でご説明します)。

ターポリンとトロピカルの違い

項目 ターポリン トロピカル
素材 塩ビ(PVC)系ビニール テトロン(ポリエステル)布
厚み・質感 厚手・光沢あり 薄手・軽量・ツヤなし
防水/耐候性 高い(防炎品あり) 布系のため屋外常設は不向き
向いている用途 屋外の常設 屋内・短期イベント
コスト 高め コスパ良
注意点 重さ・厚みが出る 裏抜け(透け)に注意

迷ったときは「どこに・どれくらいの期間置くか」で考えると選びやすくなります。屋外で長く使うならターポリン、屋内でサッと使うならトロピカル、と覚えておけば大きく外しません。


両面表示で両方向からアピールできる?

通行が両方向にある場所では、こんな要望もよく届きます。

「両面表示にして、両方向からアピールしたい!」——道の両側を歩く人、どちらにも見てもらいたい。とても良い発想ですね。

結論としては、両面表示は可能ですが、素材との相性を押さえておくのがコツです。前章でふれたとおり、トロピカルなどの布系は光を通すと裏抜け(透け)が起こることがあります。両面それぞれに違う絵柄を印刷しても、裏の柄がうっすら透けてしまうと、見え方が濁ってしまうことがあるのです。

その理由は、布が薄く光を通しやすいから。だからこそ、両面できれいに見せたい場合は、生地の間に光を通さない「中生地(遮光の裏取り)」を挟むといった仕様の工夫が有効です。こうすることで、表と裏の絵柄がお互いに干渉せず、両方向からくっきり見せられます。

とはいえ、どの生地でどこまで裏抜けを抑えられるかは、印刷内容や設置場所の明るさによっても変わります。「両方向から見せたい」という目的が決まっているなら、素材と仕様をあらかじめ相談してから決めるのがいちばん確実です。目的を先にお聞かせいただければ、それに合う組み合わせをご提案できます。

両面表示は可能。ただし布系は裏抜け(透け)に注意
裏の柄が透けると、見え方が濁ってしまうことがある
くっきり両面で見せたいなら、中生地で遮光する裏取りが有効
表と裏の絵柄が干渉せず、両方向からくっきり見せられる
見え方は設置場所の明るさでも変わるので、目的を決めて相談を
目的に合う素材と仕様を、いっしょに考えられる

デザインデータはどう作る?WordやパワポでもOK?

最後は、いちばん多い「作り方の不安」にお答えします。

「デザインデータって、どうやって作るの?WordやパワポでもOK?初めてで失敗しないか不安、プロに見てほしい!」——ここでつまずく方は本当に多いです。でも、大丈夫。順を追えば怖くありません。

まずサイズの目安から。Xバナーには標準サイズがあり、たとえばSサイズはW600×H1800mm。ここを起点にS・M・Lと展開されるのが一般的です。ちなみにW600×H1800mmは、のぼり旗でも最も一般的なサイズで、店頭表示として扱いやすい大きさです。

次に画質(解像度)です。きれいに印刷するには、実寸で300dpi以上が推奨です。テンプレートによっては600ppi指定の例もあります。難しく聞こえますが、要は「大きく引き伸ばしても粗くならない、しっかりした画像を使う」ということ。スマホで撮った小さな画像を無理に拡大すると、ぼやけてしまうので気をつけたいポイントです。

そして「WordやパワポでもOK?」の答えは——はい、使い慣れたソフトで作っていただいても大丈夫です。Word・パワーポイント・Canvaなどで作ったデザインも、PDF化していただければ入稿の相談ができます。ゼロから専用ソフトを覚える必要はありません。

そして何より、初めての方に安心していただきたいのが、専門店のサポートです。サインモールでは、データチェックや試し刷りといった一貫サポートをご用意しています(内容の詳細は商品ページでご確認ください)。「これで合ってる?」という不安を、プロの目でいっしょに確認しながら進められます。

データ作成の目安

  • 標準サイズ例:Sサイズ W600×H1800mm(S・M・L展開)
  • 解像度は実寸300dpi以上が推奨(600ppi指定の例もあり)
  • Word・パワポ・CanvaはPDF化で入稿相談OK

Xバナー本体やバナーの印刷は、サインモールの通販ページからお選びいただけます。サイズや素材で迷ったら、そのままご相談ください。

商品を見る・相談する


まとめ:大きな表示でどんどんPRしよう

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。最後に要点を振り返りましょう。

Xバナースタンドは、Xフレームで四隅のハトメを引っ張り、面を平らに見せる器具でした。ハトメ式だからバナーだけを手軽に交換でき、朝・昼・夜やイベントごとに表示を替える「1台で何役も」の販促がかないます。

素材は、屋外の常設ならターポリン、屋内や短期イベントならトロピカル、が基本の選び方。屋外では注水ウェイトで安定させ、荒天時は撤去するのが安全。データは標準サイズと300dpi以上を目安に、使い慣れたソフトからPDF化して入稿すれば大丈夫です。

Xバナー=ハトメ交換で1台何役
本体は使い回し、バナーだけ替えて表示を切り替えられる。
屋外はターポリン/屋内はトロピカルで使い分け
置く場所と期間で選べば、大きく外さない。
風対策はウェイト+固定、荒天時は撤去
注水ウェイトとロープで安定させ、無理をしない。
データは標準サイズ・300dpi以上、パワポ等はPDFで相談
使い慣れたソフトで作って、PDF化すればOK。

初めての方が不安になりやすい「データで失敗しないか」も、サインモールならデザインの確認や試し刷りといったサポートで、いっしょに整えていけます。「これで大丈夫かな」と迷ったら、どうぞお気軽にご相談ください。お店にぴったりの1台を、いっしょに見つけましょう。

大きな表示でどんどんPRしましょう。サインモールは、応援しています!

詳しい情報はこちらから