サインモール 看板ブログ
看板作りやデザイン製作に役立つ豆知識やノウハウのご紹介。
看板やのぼり旗、安全標識の種類の紹介や、豆知識など専門店ならではの情報をお届けしていきます。
バナースタンドは展示会に何が最適?種類と選び方をプロが解説
- 2026年07月15日 (更新日:2026年07月15日)
- バナースタンド
展示会のブースで、まず来場者の目に入るのがバナースタンドです。遠くの通路からでも「あ、あの会社だ」と気づいてもらえる、いわばブースの“顔”のような存在ですね。
「でも、バナースタンドって種類が多くて、展示会にはどれを選べばいいの?」——初めての出展や、久しぶりの出展だと、そう感じるのは自然なことです。搬入も設営も自分たちで、しかも少人数で、となればなおさら不安になりますよね。
この記事では、バナースタンドの主要なタイプの違いから、「展示会には結局どれが最適なのか」の結論と、その理由を、選ぶための判断軸ごとにご案内します。サイズの選び方や弱点、実在する商品の価格帯まで、専門店の目線でお手伝いします。
目次
展示会のバナースタンド、種類が多くてどれを選べばいい?
まずは「なぜ迷うのか」を、いっしょに整理するところから始めましょう。
「バナースタンドって種類が多くて、展示会にはどれを選べばいいの?」——ネットで探すと、タペストリー、ハトメ、ロールアップ……と名前が並んでいて、正直どれも似て見えますよね。迷って当然だと思います。
大きく分けると、バナースタンドは主に4つのタイプに整理できます。生地を上下のバーに通して掛軸のように立てる「タペストリータイプ」、生地の四辺にあけたハトメ穴をフックに掛けて張る「ハトメタイプ」、本体に生地を巻き取っておいて下から引き上げる「ロールアップタイプ」、そして土台に水を入れて転倒を防ぐ「屋外用バナー」です。ちなみに、屋外対応の仕様 があるのはハトメタイプと屋外用だけ、という点も覚えておくと選びやすくなります(出典:当社バナースタンドカテゴリ)。
そして、ここが大事なところです。展示会には、展示会ならではの「選ぶ理由」があります。展示会は搬入・搬出の時間が限られているため、工具がいらず、ワンタッチで展開できるタイプが向いている、と一般に言われます(出典:ラクスル)。準備に手間取れないという“現場の制約”が、選ぶタイプを決めるのです。
先に結論をお伝えします。屋内展示会でいちばん相性がいいのは、ロールアップタイプです。この記事では、その理由を「展示会の3つの制約」に一つずつ対応させながら、なぜロールアップが効くのかを解きほぐしていきます。
- バナースタンドは主に4タイプ
- タペストリー/ハトメ/ロールアップ/屋外用に整理できる
- 屋外向けの設計があるのはハトメ・屋外用のみ
- ロールアップは基本的に屋内向き
- 展示会は搬入出の時間が限られる
- だから工具不要・ワンタッチで展開できるタイプが向く
- この記事の結論:屋内展示会はロールアップが最適
- 理由を「3つの制約」に一つずつ対応させて解説します
主要3タイプを比較:タペストリー・ハトメ・ロールアップの違い
結論に入る前に、まずは代表的な3タイプの「違い」を、いっしょに見比べてみましょう。
「タペストリーとハトメとロールアップって、何がどう違うの?」——名前だけ聞いても、なかなかイメージが湧きませんよね。ここでは、それぞれの“立て方の仕組み”に注目すると、違いがくっきり見えてきます。
タペストリータイプは、生地の上下にバーを通し、自立スタンドに掛けて立てます。掛軸を想像すると近いですね。ハトメタイプは、生地の四辺にあいたハトメ穴を、支柱のフックに引っ掛けて、ピンと張力(テンション)をかけて固定します。ロールアップタイプは、本体の内部に生地が巻き取られていて、それを上へ引き上げ、突っ張り棒(ポール)で支えるだけで立ちます。
こうして並べると、設営の“工程の数”がずいぶん違うことが分かります。ロールアップは「引き上げて支える」だけで、工程が最も少ないのが特徴です(出典:展示会ブース装飾ドットコム、バナーモール、BtoBマーケ研究所)。逆にハトメは四隅を掛けて張る手間が、タペストリーはバーに通して組む手間が、それぞれ加わります。
言い換えると、どれが良い・悪いではなく、「向いている場面」が違うということです。下の表で、構造・設営・収納・向き不向きをまとめました。
主要3タイプの比較
| タペストリー | ハトメ | ロールアップ | |
|---|---|---|---|
| 立て方 | 上下バーに生地を通して自立スタンドに掛ける | 四辺のハトメ穴をフックに掛け張力で固定 | 本体から生地を引き上げポールで支える |
| 設営の手間 | 中(バー通し+組立) | やや多い(四隅掛け+張り調整) | 少ない(引き上げるだけ・工具不要) |
| 収納 | 本体と生地を別々に保管 | 生地を畳んで支柱と別管理 | 生地が本体に巻き取られ一体で収納 |
| 向いている場面 | 屋内の一般用・低予算 | 屋外・安定性重視 | 屋内展示会・持ち運び・繰り返し使用 |
この表の「向いている場面」の列を、次からの3つのセクションで、展示会の制約に当てはめて詳しく見ていきます。
理由1:設営時間の制約に効く——引き上げるだけ、工具いらず
最初の制約は「設営に使える時間が短い」ことです。ここにロールアップの1つ目の長所が、ぴたりと効きます。
「設営に時間をかけたくない。工具なしでサッと立てたい!女性1人でもできるの?」——展示会の朝は、受付開始までの時間との勝負ですよね。ドライバーやレンチを出してブースで組み立て……となると、それだけで気が重くなります。
ここでロールアップの仕組みを思い出してください。本体の内部にはスプリング(巻取り軸)が入っていて、生地はそこに巻き取られています。設営は、その生地を上へ引き上げて、突っ張り棒(ポール)で背後から支えるだけ。工具も、部品の組み立ても要りません(出典:展示会ブース装飾ドットコム、バナーモール)。
なぜこれが「設営時間の制約」に効くのか。理由はシンプルで、工程が「引き上げる・支える」の2つしかないからです。慣れれば、1台あたり数十秒〜1分程度で立ち上がります(体感値のため幅を持たせています)。撤収も同じく手軽で、生地を軽く離せばスプリングが自動で巻き取ってくれます。(※一気に巻き取るので、注意してください)
これは、少人数や、力の強くない方にとって大きな安心につながります。重い工具箱を持ち込む必要も、二人がかりで押さえる必要もありません。「朝の限られた時間で、自分たちだけで、慌てずに立てられる」——ロールアップの1つ目の長所は、展示会の設営時間という第1の制約に、まっすぐ対応しているのです。
ロールアップの設営手順
- 本体を設置場所に置く
- 水平な床に、本体をまっすぐ置く
- 生地の上端をまっすぐ引き上げる
- 上端を持ち、真上へゆっくり引き上げる
- 背面のポールで上端を支える
- 突っ張り棒(ポール)を伸ばして上端に掛ける
- 立ち上がりを確認して完了
- 工具は不要。傾きがないかを見て終了
理由2:搬入出・保管の制約に効く——本体に巻き取ってコンパクト
2つ目の制約は「運ぶのも、しまうのも大変」ということ。ここには、ロールアップの2つ目の長所が効いてきます。
「搬入・搬出がラクなものがいい。使い終わったら会社の倉庫に省スペースで保管したい。しかも毎回繰り返し使っても壊れない?」——展示会は運んで、使って、また持ち帰る、の繰り返しですよね。大きくてかさばるものは、それだけで負担になります。
ロールアップは、使用時以外は生地が本体(アルミの筐体)の中に巻き取られていて、外に露出しません。だから生地に折れジワや擦り傷がつきにくく、専用ケースに収めれば片手で運べるサイズにまとまります(出典:バナーモール、BtoBマーケ研究所)。展示会場までの移動も、電車や小さな車でも運びやすい形です。
ここが他タイプとの分かれ目です。タペストリーやL型は、本体(スタンド)と生地を別々に保管する必要があります。つまり「どの生地がどの本体だっけ」という別管理が発生します。ロールアップは本体と生地が一体なので、ケースごと倉庫の棚にすっと立てておけば、それで完了。省スペースで、次の出展のときに探し回らずに済みます。
そして「繰り返し使っても大丈夫?」というご心配について。生地がふだん本体に守られている構造は、反復使用にも向いています。巻き取られている間は日光や埃、こすれから生地が保護されるので、きれいな状態を保ちやすいのです。「運ぶのがラク・しまうのが省スペース・繰り返しに強い」——この2つ目の長所が、搬入出と保管という第2の制約に一対一で効いています。
- 使わないときは生地が本体に巻き取られる
- 折れ・傷がつきにくく、きれいな状態を保ちやすい
- 専用ケースで片手運び・立てて省スペース保管
- 倉庫の棚にすっと立てておけるので場所を取らない
- 本体と生地が一体=「別管理」が不要
- タペストリー・L型は本体と生地を別々に保管する必要がある
理由3:ブース面積の制約に効く——壁ぎわに寄せて省スペース
3つ目の制約は「ブースの面積が限られている」こと。ここに、ロールアップの3つ目の長所が対応します。
「隣のブースとの境や、壁ぎわに寄せて置きたい。狭くても置ける?来場者の通路をふさぎたくない」——限られた間口のなかで、商品や商談スペースも確保したいとなると、バナー1台の“足元の面積”が意外と気になりますよね。
ロールアップの設置に必要なのは、基本的に本体の奥行き分のスペースだけです。生地を真上に引き上げて縦に見せる構造なので、床に広く場所を取りません。一般に、他タイプの約1/3程度の面積で設置できると言われます(出典:バナーモール。当社基準の実測値ではないため、目安としてお考えください)。
なぜこれが「ブース面積の制約」に効くのか。省スペースだからこそ、ブースの背面や壁ぎわ、隣との境目にぴたりと寄せて置けるからです。通路側(来場者の導線)を塞がずに済むので、お客様がブースに入りやすくなります。狭いブースほど、この「足元を取らない」という性質がありがたく感じられるはずです。
三脚のように脚を広げるタイプや、生地を張るために左右のスペースが要るタイプと比べると、この差は実感しやすいと思います。「壁ぎわに寄せて、導線を塞がず、狭くても置ける」——3つ目の長所が、ブース面積という第3の制約にそのまま応えているのです。
省スペースの理由
- 設置に要るのは本体の奥行き分だけ
- 真上に立てる構造なので床に広く場所を取らない
- 一般に他タイプの約1/3程度の面積で設置できると言われる
- あくまで目安(当社基準の実測値ではありません)
- 壁面・背面・境目に寄せられる
- 来場者の通路(導線)を塞がず、ブースに入りやすい
遠くから目立たせたい——展示会に合うサイズの選び方
タイプが決まったら、次は「どのサイズにするか」です。ここは通路幅と見せたい距離を基準に考えると、迷いにくくなります。
「遠くの通路からでも目立たせたい。高さ・大きさ・幅はどれくらい必要?」——せっかく出展するなら、通りかかった人に気づいてもらいたいですよね。サイズ選びは、その“気づいてもらえるか”を左右する大事なポイントです。
展示会で定番の横幅は、W850(横幅およそ85cm・高さおよそ2m)です。人の背丈を超える高さになるので、来場者の頭ごしにも見え、遠くからでもブースの目印になるメインビジュアルになります(出典:ラクスル、展示会ブース装飾ドットコム)。まず迷ったら、このW850が基準と考えて大丈夫です。
当社のロールアップ一覧は、W600・W850・W1200を主軸に、上位機ではW2000クラスまで揃えています(出典:当社ロールアップ一覧)。選ぶときの考え方は、次の通りです。
サイズの選び方の目安
- まずは定番のW850:一般的なブース間口・通路幅ならこれで十分に目立ちます
- 通路が広い・遠くから見せたい:W1200以上を選ぶと視認距離が伸びます
- 卓上や補助的な位置づけ:W600クラスをサブとして併用する手も
- ブース背面をまるごと装飾したい:さらに大型やバックパネルも選択肢
なお、実際の生地サイズや高さは機種によって少しずつ差があります。「あと数センチが天井や什器に当たらないか」といった細かな寸法は、各商品ページで最新の実寸をご確認いただくのが確実です。ご不安なときは、いっしょに確認しますのでご相談ください。
ロールアップにも弱点はある——屋外・強風・デザイン交換の話
ここまでロールアップを推してきましたが、万能ではありません。弱点もお伝えします。
「デザイン(生地)だけ作り直して、本体は使い回せる?屋外のイベントでも使えるの?」——長く使いたい方ほど、こういう疑問が出てきますよね。
まず屋外について。ロールアップは軽量で持ち運びやすい反面、その軽さゆえに屋外や強風の下では安定性が低く、基本は屋内向きです(出典:BtoBマーケ研究所)。屋外のイベントで使いたい場合は、無理にロールアップを持ち出すのではなく、土台に水を入れて転倒を防ぐ屋外用バナー(注水タンク式)や、四辺をしっかり張るハトメ型を選ぶほうが安心です。屋外はロールアップの得意分野ではないとお伝えします。
次にデザイン(生地)の交換について。これは機種によって対応が分かれます。上位のロールアップ(当社のロイヤルロールスクリーンバナーなど)や、マグネット式の機種は、生地の交換や連結に対応しているものがあります。一方で、安価な一体型は、本体と生地が一体で交換できない場合があります(出典:BtoBマーケ研究所、当社一覧)。「毎回デザインを変えて、本体は使い回したい」という方は、交換対応の機種を選ぶのがおすすめです。交換の可否は機種ごとに異なるので、各商品ページでご確認ください(分かりにくければお調べします)。
こうして弱点を並べても、屋内展示会という土俵に限れば、設営・搬入出・省スペースの3拍子が揃うロールアップの強みは揺らぎません。「屋内展示会ならロールアップ、屋外や大量の張り替えなら別タイプ」——この線引きを知っておくと、選択にぶれがなくなります。
ケース別の使い分け
- 屋外・強風の会場
- ロールアップは不向き。屋外用(注水タンク式)やハトメ型を選ぶ
- 毎回デザインを替えて本体を使い回す
- 交換対応の上位機・マグネット式を(一体型は交換不可の場合あり)
- 交換可否・連結可否は機種で異なる
- 各商品ページで最新の対応をご確認ください
予算別のおすすめと、専門店だからできる入稿サポート
最後に、予算の話です。「安いものと高いもので何が違うのか」を、実在する商品でご案内します。
「予算を抑えたい。安いものと高いもの、何が違うの?初めての展示会でも失敗したくない」——価格の幅が広いと、どこに合わせればいいか迷いますよね。ここは実際の商品名と価格で、はっきりお見せします(すべて2026年時点・税込。価格は改定される可能性があります)。
いちばんお求めやすいのが、エコロールスクリーンバナーZEROです。W600が3,168円、W850が3,608円、W1200が5,808円と、税込3,000円台から始められます。1回きりの出展や、まずコストを抑えて試したい場合に向いています。もう少し本体をしっかりさせたい方には、楽幕(ラクマク)やローコストロールアップバナーRS27Nといった中位機もあります。
繰り返し使いたい・生地を交換して長く使いたいという方には、上位のロイヤルロールスクリーンバナーが向きます。W850が23,540円、大型のW2000で44,990円と、価格は上がりますが、大型サイズやカラー展開、繰り返し使用への対応が魅力です(出典:当社一覧)。全体としては税込3,000円台から4万円台まで、全29商品の幅があります。(※全て本体(器具)のみの価格です)
価格帯の目安(2026年時点・税込)
| 商品 | W600 | W850 | W1200 | W2000 | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|---|---|
| エコロールスクリーンバナーZERO | 3,168円 | 3,608円 | 5,808円 | — | まず低予算で試したい |
| ローコストロールアップ RS27N | — | 約6,204円〜 | 11,660円 | — | 中位・コスパ重視 |
| ロイヤルロールスクリーンバナー | — | 23,540円 | — | 44,990円 | 大型・繰り返し・生地交換 |
実寸・生地サイズ・交換可否は機種で差があります。各商品ページで最新をご確認ください。全機種のサイズと価格は、ロールアップバナー一覧でまとめてご覧いただけます。
そして、初めての展示会でも失敗しにくいように、専門店だからできるお手伝いがあります。当社ではデザイン案のご提示や、入稿データのチェックを無料で行い、印刷前の試し刷りもご用意しています(内容は各案内ページで最新をご確認ください)。「このデータで本当にきれいに刷れる?」という不安を、印刷前に一つずつ潰せるのが、専門店に頼む安心です。色は試し刷りで事前に確認できますが、完全な調色まではお約束できない点も、正直にお伝えしておきます。
まとめ:屋内展示会のバナースタンドはロールアップが最適
ここまでの話を、いっしょに振り返りましょう。
「結局、うちの展示会にはどれを選べばいい?」——答えは、展示会の3つの制約に一つずつ効くかどうかで決まります。ロールアップは、その3つにきれいに対応していました。
設営時間の制約には、引き上げて支えるだけ・工具いらずという長所。搬入出と保管の制約には、生地が本体に巻き取られてコンパクトになり、繰り返しにも強いという長所。ブース面積の制約には、壁ぎわに寄せられて通路を塞がない省スペースという長所。3つの制約に、3つの長所が一対一で効く——だから屋内展示会には、ロールアップが最適なのです。
もちろん、屋外や強風の会場ならハトメ型や屋外用(注水タンク式)を、毎回デザインを替えて使い回すなら交換対応の上位機を、と使い分ければ失敗しません。「うちは屋内展示会でブースも狭い。だから設営が簡単で省スペースなロールアップが合う。予算を抑えるならエコロールスクリーンバナーZERO、繰り返し使うならロイヤル」——そんなふうに、ご自身の言葉で選べたなら、もう迷いはないはずです。
- 設営時間 → 引き上げるだけ・工具不要
- 数十秒〜1分程度で立ち、少人数・女性1人でも慌てず設営できる
- 搬入出/保管 → 本体に巻き取ってコンパクト
- 専用ケースで片手運び、倉庫でも立てて省スペース。繰り返しに強い
- ブース面積 → 壁ぎわに寄せて省スペース
- 本体の奥行き分だけで置け、来場者の導線を塞がない
初めての展示会でも、大丈夫です。サインモールでは、タイプ選びからサイズ、入稿データのチェックまで、いっしょにお手伝いします。あなたのブースを、遠くからでも目を引く“顔”に仕上げましょう。サインモールは、応援しています!
詳しい情報はこちらから